7月25日の東京・新木場1stRINGで東京女子プロレスを卒業し、引退する角田奈穂が5月20日、東京・千代田区の神田明神文化交流館で記者会見を行った。角田は7月6日、新木場でプロデュース興行『CROSS』を開催することをアナウンス。全対戦カードを発表し、東京女子からは瑞希、鈴芽、遠藤有栖、原宿ぽむ、荒井優希(SKE48)、HIMAWARIの6選手が参戦することが決定した。

 同大会では全4試合が組まれ、メインイベントでは角田&本間多恵vs安納サオリ&なつぽいの同期生によるタッグマッチが行われる。会見で角田は各試合への思いを語った。

 第1試合はチェリーvs関口翔。チェリーは角田がプロレスが辛くなったときに、親身になって相談に乗ってくれた関係という縁で出場。角田は「チェリーさんとのシングルマッチで、もう1回プロレス楽しいなって思えた。私にとってはすごく大切な先輩。チェリーさんとの試合によってあのとき、自分は踏ん張れた。ずっとその思いを胸にここまでこれた」とチェリーへの思いを吐露。関口は今でもプライベートで親しくしている後輩だという。この試合の特別レフェリーは昨年引退したアクトレスガールズ出身のひめかさんが務める。

 第2試合は卒業記念「角田奈穂だらけのバトルロイヤル」で、瑞希、鈴芽、遠藤、原宿、荒井の5選手が出場。これは各選手が角田のコスチュームを着用して戦うもので、「この5人のいつもと違う姿をお客様にも楽しんでいただけたら」(角田)と説明。荒井はSKE48の選抜メンバー入りしたことで多忙を極めているが、角田は「荒井ちゃんは忙しいなかで、ちょっと私のわがままで。最後もしかしたら難しいかも、会えなくなっちゃうって思ってたので。わがままを言ってお願いして、この日に頑張って来ていただけることになりました」と話した。

 第3試合は尾﨑妹加vsHIMAWARIのシングルマッチ。尾崎も角田と同日デビューの同期生で、対戦相手のHIMAWARIについて角田は「2023年組でも私はすごく期待のもてる、肝のすわった選手だなって思ってて。ファイトスタイル的にもすごくパワーを売りに頑張っているので、妹加とのシングルマッチはすごく見応えがあるんじゃないかなというか、私が見たかったシングルマッチなので。妹加の対戦相手にHIMAWARIを選ばせていただきました」と期待を込めた。