MOTULおよび同社製モーターオイルの日本総輸入販売元であるMOTUL Japanが、2024年7月に開催される「鈴鹿8耐」にスズキ社員中心のチームで参戦を発表した「チームスズキCNチャレンジ」をレーシングオイルのサポーティングパートナーとして支援すると発表しました。

チームの厳しい要求に応えた特別仕様のレーシングオイル

 MOTUL(モチュール)および同社製モーターオイルの日本総輸入販売元である、MOTUL Japanが、2024年7月に開催される「鈴鹿8耐」にスズキ社員中心のチームで参戦を発表した「チームスズキCNチャレンジ」を、レーシングオイルのサポーティングパートナーとして支援すると発表しました。

スズキ社員中心のチームで参戦を発表した「チームスズキCNチャレンジ」で投入される「GSX-R1000R」
スズキ社員中心のチームで参戦を発表した「チームスズキCNチャレンジ」で投入される「GSX-R1000R」

 チームスズキCNチャレンジは、燃料をはじめとするサステナブルなアイテムを使用し、耐久レースの厳しい条件の中で実走行を通じて環境性能技術の開発を加速させ、今後の製品へフィードバックすることを参戦の目的にしています。

 そしてMotulは、自動車用オイルの高性能化に取り組んできた先駆者として、環境負荷を低減する材料の調達にこだわり、1990年代から生分解性潤滑油の開発による環境汚染リスクの減少を目指し、数々の環境への負荷を軽減するプロジェクトに取り組んできました。

 今回のチームスズキCNチャレンジのコンセプトへの賛同とコラボレーションは、サステナブルなモータースポーツの実現の一端を担うことを自負するMotulの高い技術力を証明するものです。

 そんなチームスズキCNチャレンジに提供するMotulレーシングオイルは、チームの厳しい要求に応えた特別仕様で、化石燃料に由来しない、植物を原料に製造されたサステナブルなオーガニックベースオイルが使用されています。

Motulは今季から世界耐久選手権の公式サプライヤーとしても復帰
Motulは今季から世界耐久選手権の公式サプライヤーとしても復帰

 植物は成長過程で二酸化炭素を吸収して酸素に変えているので、植物由来の原料を使うことで製品を製造する際のCO2排出を削減することが可能。

 Motulのラインナップにもオーガニックベースオイルを使用したものがあり、このような環境負荷を低減した製品はカーボンフットプリントプロダクト( CFP=Carbon Footprint of Product )と呼ばれ、欧州を発祥に日本でも近年注目を集めています。

 エンジンオイルはベースオイルにエステルや添加剤をブレンドすることで特性を生み出していますが、オーガニックベースオイルを使用することで、より環境負荷の低減に貢献していくことが可能になります。

 こうしたテクノロジーをファンに知ってもらい、継続的なモータースポーツの発展につなげることもMotulが掲げるチャレンジのひとつ。

 Motulは多くのチームのパートナーとして過酷なレースをマシンの内側から支えながら、今年からは世界耐久選手権の公式サプライヤーとしても復帰し、モータースポーツファンとシリーズの世界的な魅力を支える事に貢献。

 この夏は「鈴鹿8時間耐久レース」からも目が離せません。