オープンワールドアクションRPG「ティアキン」こと『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』(Nintendo Switch)のゲーム内で製作された“クラフト作品”が話題です。
レゴブロック(LEGO)のアマチュアビルダーとして活動中のにかいどう(@uran120)さんは、
「ねぇねぇ、ゴーストがあるってどんな気分?」
とつづり、4枚のスクリーンショットを投稿。
まぁるい機体に一つ目、今にも歩き出しそうな複数の脚。そしてこのセリフって、もしかして……?
『攻殻機動隊』(原作・士郎正宗さん)のタチコマじゃん!!!!!
《※投稿が表示されない場合は、BuzzFeed Japanサイト上の元記事(https://www.buzzfeed.com/jp/ayakasetoguchi/zelda-craft)をご覧ください》
ゲームの主人公・リンクの前に鎮座するタチコマは、「ティアキン」で実装された新要素である「ウルトラハンド」を駆使して作られているようです。
「ウルトラハンド」とは、ゲーム内に数多く存在するオブジェクトを持ち上げ、移動し接着することができる機能。
前作『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』にはなかった“クラフト要素”が追加されたことにより、ゲームの自由度が格段に向上しています。
本来はゲームの攻略において、橋やイカダなどを作るために使用することがほとんどですが、にかいどうさんのように自由にクラフトして楽しむファンも多くいるようです。
タチコマの目は、なんと「旅人の盾」。こんな使い道があったとは……!
他にも、自身のTwitterで「ティアキン」の“クラフト作品”を投稿しているにかいどうさん。
『機動戦士ガンダム』や『メタルギア』シリーズをオマージュした作品も見ることができます。
にかいどうさんの“クラフト作品”には、「天才すぎる」「その発想を並列化させてよ!」「ゼルダ新作ってメカゲーなのか……」など、多くのコメントが寄せられています。
BuzzFeedは、にかいどうさんにお話を伺いました。
ーー今回、タチコマを作ろうと思った経緯をお聞かせください。
クラフトに使えるパーツはゲーム内に色々ありますが、とある祠(※ゲーム内に登場する謎解きが必要なミニダンジョン)の中で、あまり見かけない巨大なボールがクラフトで使えるようになりました。
「これをいかせる丸いモノは何かないかな……?」と思案していたら、『攻殻機動隊』のタチコマが浮かんだわけです。
もちろん、『攻殻機動隊』の大ファンだから浮かんできたっていうのもあります。
ーーさまざまな“クラフト作品”を投稿されていますが、一つ一つの作品はどのくらいの時間をかけて作られているのでしょうか?
ものが決まったら、30〜40分ぐらいでパパっと作っています。
「ティアキン」のクラフトは、パーツ使用数や角度が意外にも厳しいので、少ないパーツで何かに見立てるのが醍醐味です。
例えば、タチコマの目に当たるパーツは「旅人の盾」だったり、こういうクラフト用のパーツ以外を使うのも楽しさの一つかと思います。
ティアキンは適当にくっつけるだけで、それなりに形になるし、なによりゲーム内で動くのが楽しいです。
皆さんもぜひ、童心に帰って広大なハイラルを冒険しながら、ブロック遊びを体験してください。
にかいどうさんは、タチコマを実際に動かしてみた様子を動画で投稿しています。
「さよならリンクさん……」
た、タチコマーーー!!! 脳内で『手のひらを太陽に』が再生されてしまった……😇!
にかいどうさんは、「機械生物」に焦点をあてたレゴビルダー。
玩具会社「レゴ」の公式コンテストで入賞した実績を持ち、海外の専門誌でも多く掲載されているとのことです。