猫は1日に12〜16時間ほど眠ると言われる動物。そのため、飼い主が起きてるのに猫は寝ている…なんてことはよくあることですが、その可愛らしい寝顔を見ていると、今日も猫のために一日頑張ろうと前向きな気持になってくるから不思議です。

ところが、茶白猫と暮らしているXユーザーのひーさん(@seedregs)がある日の朝、お部屋の中で見かけたのは愛猫の意外な寝姿でした。それはお布団の端から片手がひょいとはみ出てしまったこちらのシーン。

マットレスと掛け布団の間から、だらんと垂れている一本の白い腕。人間のベッドから別の生き物の手が見える光景は一瞬ホラーな感じもしますが、よく見てみるとこれは猫ちゃんのお手々。

猫が眠る時のポーズと言えば、アンモニャイトや香箱座りをはじめ、へそ天、ごめん寝など様々なバリエーションがありますが、お手々が下に垂れるということはうつ伏せの状態なのか?それとも別の変わった寝方をしているのか?お布団の中にいる猫ちゃんがどのようになっているのか、想像力を掻き立てられるワンシーンです。

この日は猫ちゃんと一緒に寝ていたという飼い主さん。朝起きる時間になったので自分だけ布団から出ると、キッチンで朝食を作り始めたそうですが、そんな時にふとベッドの方を見て目に飛び込んできたのが写真の光景。ニョキッと手だけ出ている様子を見てさぞかしビックリしたのかと思いきや、「のびのびと過ごしていてくれて何よりだな、と思いました。」と意外にも冷静な反応。また、布団の中にいる猫ちゃんの気持ちについては「何も考えていないと思います。笑」と、本能の赴くままの行動であることを推測してくれました。

実はこの光景。飼い主さんのお宅ではよく見かけるのだそうで、むしろ猫ちゃんが布団に潜っている時は、手だけを出して寝ていることが大半。傍から見ると寝にくそうな状況にも思えますが、猫ちゃんにとっては一番寝心地が良い体勢なのかもしれませんね。

この後、猫ちゃんを「このままゆっくり寝かせてあげたい」と思った飼い主さんは、写真だけ撮影してそっとしておくことに。ゆっくり寝かせてもらった猫ちゃんは、そのまましばらく眠っていたけれど、自分の朝ごはんのタイミングになると、のそのそと起きてきたのだとか。

この茶白猫ちゃんは現在4歳の男の子。以前は保護猫だったけれど、飼い主さんと縁があって迎え入れられることになったのだそうで、普段はおっとりした感じの(鈍臭い?)猫ちゃんなのだと言います。

飼い主さんのXではそんな愛猫との何気ない日常風景を公開中。猫と暮らしていて感じていることを聞いてみると「良い意味で私のペースを乱してくれるので毎日楽しく過ごせています。」と、生活に変化をもたらしてくれる存在であることを明かしてくれました。