馬車を活用して地域の活性化を図る新たな取り組みが千葉県南房総市で始まります。
 それを前に3月1日、観光事業者などを対象とした説明会が市内で開かれました。

 南房総市の複合施設「とみうら元気倶楽部」で行われた説明会には、宿泊施設や飲食店といった観光業の関係者、約40人が参加しました。

 会場では、市内で牧場を営む小笠原じゅんこさんが、新たな観光資源として海の近くで馬車を運行する魅力などをPRしました。

 その後試乗会が行われ、馬車が穏やかな速度で進むと、馬車に乗った関係者たちは快適な乗り心地を楽しんでいる様子で、この取り組みに対する手応えを感じていました。

 この馬車は市内の観光名所、野島埼灯台周辺を観光客などを乗せ2日から土日、祝日限定で1日4便運行する予定です。

 また、売り上げの一部は能登半島地震の被災地へ寄付するということで、担当者は「目の前に広がる青い海と潮風、パカパカと響く蹄の音を感じて癒されてほしい」と話しています。