明治時代を代表する俳人、正岡子規の句碑が、千葉県八千代市の成田街道沿いに建てられ、3月26日、除幕式が行われました。

 「鶯や窓をひらけば竹の薮」

 これは近代俳句の礎を築いた俳人 正岡子規が、明治時代の1891年に、宿場町として栄えていた現在の八千代市大和田にあった宿、「柳家」に泊まった際に詠んだ一句です。

 26日、国道296号・成田街道沿いの子規が泊まった宿の跡地では、関係者などが参加して句碑の除幕式が行われ、八千代市の服部友則市長は「新しい八千代の名所が誕生したことをうれしく思う」とあいさつしました。

 句碑は、市観光協会などからなる実行委員会が市民から寄付を募って建てられたもので、土地を提供した柳家4代目で当主の高橋愛子さんは、「とても名誉なこと。多くの人に見てほしい」などと話しました。