千葉県市原市は、ジュラ紀や白亜紀などと並ぶ地質年代区分「チバニアン」の地層をインターネット上の仮想空間「メタバース」で見学できるサービスを始めています。

 チバニアンは約77万年前から12万年前の地質年代区分で、その時代の地層が市原市の養老川沿いで見られます。

 今回のサービスは、チバニアンのPRとメタバースの活用を見据えたもので、市と千葉商科大学、それにNTT東日本の産学官連携で4月から始めました。

 市のホームページから無料で利用でき、自身の分身「アバター」を操作し現地を模した空間を 自由に移動できます。

 チバニアンを象徴する地磁気逆転地層や化石などに関する写真・資料もデジタル資料館のようにいつでも見学できます。

 市は今後メタバース上でチバニアンをテーマにしたイベントを開催する予定で、将来的には行政サービスの窓口の開設も検討しているということです。