ヒットチャートを集計する「オリコン」が令和で最も売れた各音楽ジャンル作品をまとめた「オリコン令和ランキング」(実質集計期間:2019年4月29日〜昨年12月31日)の「アーティスト別セールス部門」が発表され、アイドルグループ「King&Prince」(通称キンプリ)が音楽ソフトランキングで461.3億円を記録し、1位を獲得した。

 同ランキングは、シングル、アルバム、音楽映像作品(DVD、ブルーレイディスク)の総売り上げをまとめたもの。キンプリは期間内にシングル11作をリリースし、「ツキヨミ/彩り」と「Life goes on/We are young」でミリオンセールスを達成。さらに11作すべてが「オリコン令和ランキング」の作品別売り上げ数部門シングルランキングでトップ100入りしており、ランキング入り作品数でも男性グループの頂点に立った。

 また、アルバムも期間内に6枚をリリースし、全てが週間アルバムランキングで初週売り上げ30万枚を突破。その中でも、昨年リリースの初ベスト盤「Mr.5」は初週で100万枚超えを成し遂げた。

 音楽映像作品では、22年のアリーナツアーと初ドームツアーを収録した「〜Mr.〜」と「〜Made in〜」が「週間ミュージックDVD・BDランキング」において、それぞれ初週62.0万枚と52.8万枚を記録し、先輩グループ「嵐」以来5年10カ月ぶり、史上2組目の「2作連続初週売り上げ50万枚超え」を記録していた。

 キンプリは昨年4月にメンバー3人が脱退し、現在は永瀬廉(25)と高橋海人(25)の2人で活動を続けている。高橋は「この5年間でたくさんのファンの皆さんと出会って自分たちも走り続けて。その5年間という、歴史がちゃんとこういった形で残るということ自体がうれしい」と5人時代を含め、応援してくれたファンに感謝。永瀬も「気が付いたら多くの方に応援していただいて、それがこの結果につながったと思っています」とコメントを寄せた。