ロックバンド「X JAPAN」のYOSHIKI(年齢非公表)が26日に過労で倒れ、東京都内の病院に入院した。YOSHIKIは、米ロサンゼルスのドジャー・スタジアムでピアノ演奏を披露したのち、撮影のために今週帰国したばかりだったが、予定していた撮影は急きょキャンセルしたという。

 YOSHIKIはこの数カ月、これまで以上に世界中を飛び回りながら、過密スケジュールをこなしていた。昨年9月には自身初の監督作品となった映画「YOSHIKI:UNDER THE SKY」が日本を皮切りに世界各国で公開。また同月、米チャイニーズ・シアターで自身の手形・足形を刻印し、10月には日英米でクラシカルワールドツアーを開催。英ロイヤルアルバートホール、米ドルビーシアター、米カーネギーホールと歴史的な3会場を日本人として初制覇した。

 11月にはロックバンド「THE LAST ROCKSTARS」の一員として東京・有明アリーナで3日間にわたるライブを開催。今年2月には自身がデザイナーを務めるハイファッションブランド「MAISON YOSHIKI PARIS」をミラノファッションウィーク2024/25 秋冬でデビューさせた。

 多忙のスケジュールの合間を縫って、世界各国とのミーティングや、レコーディング、さらに年末には大型音楽特番やNHK紅白歌合戦などのメディア出演も行った。肉体的な疲労が溜まったことに加え、2022年5月には母親が死去し、同年11月には自身がプロデューサーを務めるボーイズグループ「XY」のメンバーであるYOSHIが事故死。23年10月にはX JAPANのメンバーであるHEATHが死去した。海外を拠点に活動している中、YOSHIKIはその都度帰国。このように身近な人の死が重なり、大きな精神的ダメージも抱えていたもよう。

 現在、YOSHIKIは医師のもと、検査を受けながら安静に休養しているという。