中日の小笠原慎之介投手(26)が10日、自身のインスタグラムのストーリーを更新。ロンドン五輪陸上男子やり投げ日本代表で、16日の中日―ヤクルト戦(バンテリンドームナゴヤ)で始球式を務めるディーン元気(32)=ミズノ=に“150キロ指令”を出した。

 小笠原とディーンは、野球のオフ期間に自主トレタッグを組む間柄。昨年12月には中日・勝野昌慶投手も交えて練習した。

 小笠原は、ディーンを紹介した球団ホームページの画像に「来週はこの男が投げにきます!!」とつづって予告。さらに目がハートの顔の絵文字を添えて「150キロ出してね」とリクエストした。これにディーンは自身のインスタグラムで「兄さん、150キロは…笑」と返信。通常の始球式ではあり得ない球速を求められ、思わず笑ってしまったようだ。

 大役が発表された際、ディーンは球団を通じて「小笠原投手、勝野投手に褒めてもらえるよう真っすぐを投げられるように頑張ります!」と抱負を寄せていた。自主トレ仲間による“150キロ指令”が出される中、身長183センチ、体重98キロというディーンから放たれる球速はいかに―。