20日からスウェーデン・エステルスンドで開催されるカーリング混合ダブルスの世界選手権に日本代表として出場する上野美優(23)、山口剛史(39)組=SC軽井沢ク=が15日、オンライン形式で会見。ペアを組んでから初めて出場する同選手権への抱負を語った。

 今大会に向けては北海道内で合宿を実施。昨年大会で銀メダルを獲得した松村千秋(31)=中部電力、谷田康真(29)組と練習試合を行い、世界中のライバルがとるであろう戦術をプレーを通じて教わったという。山口は快く協力してくれた松村、谷田組に「世界の厳しさをプレーで表現してくれた」と感謝。「みんなの気持ちを乗せてプレーしたい。何が起こるかは分かりませんけど、何かが起こる気はし始めています」と意気込んだ。

 混合ダブルスより先に行われた女子と男子の世界選手権ではアリーナアイスの読みに苦労して、ともに1次リーグで敗退した。女子の世界選手権に出場した上野は上位に進出したライバルについて「徐々にアイスを読んで調子を上げていく力がすごく強かった」とコメント。山口が混合ダブルスの世界選手権に2度出場しているだけに、「いろいろなことを聞きながら対応していきたい。どんなショットであっても投げ切っていい形で終えたいと思います」と信頼した。