◇16日 ロッテ4x―3西武(ZOZOマリン)

 今季初先発のロッテ・唐川侑己投手(34)が5回まで完全投球の完璧な内容。6イニングを1安打無失点で勝利投手の権利を得てマウンドを降りたが、救援の西村が逆転3ランを浴びて2018年7月5日のオリックス戦(京セラドーム大阪)以来、6年ぶりの先発勝利は逃した。

 それでも試合後の吉井監督は唐川の投球を高く評価した。「きょうは(2人の先発タイプを投入する)ピギーバックを考えていた。唐川が3か4(イニング)、その後に中村(稔)がロングだったんですけど、それをひっくり返すようなすごいピッチングを唐川がしてくれた。いま(先発の)6番手が空いているんで、そこを狙って頑張ってほしい」と称賛。

 「2軍で65球以上投げていなかったのであそこで代えたんですけど、また体力つけて完投できる投手になってほしい。あいつ、かたくなにリリーフしたいと言ってたんですけど。まだオジサンというには若いんで。もう一花咲かせてほしいと思います」と次回登板にも期待した。