◇16日 サッカー パリ五輪アジア最終予選兼U―23アジア杯1次リーグB組 日本1―0中国(ドーハ)

 8大会連続の五輪出場を目指す日本は中国との初戦を1―0で制した。前半8分、MF松木玖生(FC東京)の得点で先制しながら、同17分にDF西尾隆矢(C大阪)が一発レッドで退場処分を受ける波乱の展開となった。中国にボールを支配され、70分以上を10人で耐える苦しい流れが続いたが、日本の守備のブロックは崩れず、GK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)が好セーブを連発した。

 主将のMF藤田譲瑠チマ(シントトロイデン)は「早い段階で得点できたのは良いんですけど、すぐにレッドカードが出てしまって、そのシチュエーションは自分たちを難しくしたと思うが、チームとして90分間うまく失点なしで押さえられたんで、そこはプラスに考えていい」と振り返った。

 日本は19日にアラブ首長国連邦、22日に韓国と対戦する。1次リーグは16チームが4組に分かれ、各組上位2チームが準々決勝に進出。3位までが本大会出場権を獲得し、4位はアフリカ・ギニアとのプレーオフに回る。