世界ラリー選手権(WRC)第4戦クロアチアラリーは18日、クロアチアのザグレブ近郊でシェークダウンを実施。開幕戦モンテカルロラリー以来の出場となるトヨタガズーレーシング(TGR)のセバスチャン・オジエが、1分55秒7の最速タイムを記録した。

 約3カ月ぶりのスポット参戦に「長いことオフを楽しんできたよ」と笑いながら、8度のシリーズ王者が速さを見せつけた格好。「久しぶりに走った先週のテストが役に立った。ジャンプや道幅の狭いセクションもある、かなりハイスピードな難しいコースだったけど、クルマのフィーリングを取り戻せた」と納得の表情を浮かべた。

 同僚で2戦連続表彰台を狙う勝田貴元は3・5秒差の7番手。計10本のステージを制覇した昨季ラリージャパンなどの経験を経て、「ターマック(舗装路)ラリーに自信を持てるようになってきた」と語る。今大会は序盤を忍耐強く走ってリズムをつかむ方針で、「さらに進化するためのチャンスにしたい」と意気込んだ。