フィギュアスケートのアイスダンスで、2022年北京冬季五輪日本代表の小松原美里(31)、小松原尊(32)組=倉敷FSC=が22日、今季限りでカップルを解散することを発表した。マネジメント会社が発表した。美里は競技を引退し、尊はさまざまなな可能性を熟考している状況という。

 夫婦カップルでもある2人は連名によるファンへのメッセージを公表。「『チームココ』を結成してから8年間、日本スケート連盟関係者の皆さまをはじめ、スポンサーの筑波記念病院様、温かい声援を送って下さったファンの皆さまにご厚情を賜り、大変感謝しております。スケートのすてきなところをたくさん見させて頂きました」と感謝の言葉をつづった。

 今後はアイスショーへの出演やプロスケーターとしての活動を継続していく予定で、メッセージの中で「この経験を生かし、どのように生きていくか模索しながら、人としてさらに成長していけるように学び続けます」とコメント。最後は「心よりありがとうございました」という言葉で、メッセージを締めた。

 2人は16年5月にコンビを結成。尊は米国出身でティム・コレトの本名で組んでいたが、17年に美里と結婚し、20年に日本国籍を取得してからは「小松原尊」の日本名で活動していた。

 全日本選手権は18年大会から4連覇を達成した。北京冬季五輪では史上初の銅メダル獲得に貢献。今季は昨年12月に長野・ビッグハットで行われた全日本選手権で5度目の優勝を果たし、日本代表として出場した世界選手権は18位だった。