日本サッカー協会(JFA)の元会長で、バスケットボールBリーグの創設にも尽力した川淵三郎さん(87)が23日、春の園遊会に出席し、天皇皇后両陛下との懇談の中で米NBAレーカーズに所属する八村塁(26)の五輪出場について「あまり言っちゃまずいのかもしれないけど」と“ポロリ”する場面がテレビ中継で放送された。

 天皇陛下からバスケットボールについて水を向けられた川淵さんは「バスケットは沖縄のW杯で日本中が活性化して、多くの人に喜んでもらってうれしかった」と話し、「八村塁がNBAで大活躍していますから。今度もオリンピックは出たいと言っているらしいんでね」。直後に「これあまり公の場で言ったらまずいのかもしれませんが」とつけくわえるように言い、「今度のパリ五輪も頑張ってくれると」と話した。

 八村は昨夏のW杯を、翌シーズンの契約やコンディションなどを考慮して欠場。3月には日本代表のホーバスHCが「何も発表していないけど、気持ちはあると思う。来月彼と話すと思う」と答えた。