◇29日 中日11―1DeNA(バンテリンドームナゴヤ)

 中日の松葉貴大投手が先発し、9イニングを117球7安打1失点で完投。6イニング(3失点)ながら雨天コールドで負け投手となった前回21日の阪神戦(甲子園)以来2試合連続の完投で、完投勝利はオリックス時代の2016年7月29日の西武戦(京セラドーム大阪)以来8年ぶりプロ入り2度目、移籍後では初となった。

 1回は先頭・度会の中前打、桑原への四球でいきなり無死一、二塁に。ただ、佐野を左飛、牧を遊ゴロ、最後は宮崎を空振り三振とし、無失点で切り抜けた。

 2回から4回までは3イニング連続で三者凡退と完璧な投球。5回は1死から山本に右前打とされたが、石上を二ゴロ、代打・大和を遊ゴロに抑えた。

 7回には先頭の宮崎に四球を与え、続く蝦名に右中間を破られる適時二塁打を浴びた。ただ、山本を右飛、石上を中飛、最後は代打・神里を空振り三振に仕留め、後続を断った。8回にも2死から連打を浴びたが、林を左飛。最終9回は、先頭の蝦名に右前打を浴びたが、代打・京田を二ゴロ、石上を遊ゴロ、神里を中飛に仕留めた。

 「今季の目標は完投することです」と語ってきた松葉は、今季のチーム完投勝利一番乗りとなった。