体重無差別で柔道男子の日本一を争う全日本選手権は29日、東京・日本武道館で行われ、決勝で中野寛太(23)=旭化成=が東京五輪100キロ超級代表の原沢久喜(31)=長府工産=に2―1の旗判定で勝ち、初優勝を飾った。

 全日本女子選手権に続き、男子の全日本でも8年ぶりに旗判定が復活。試合時間5分、決勝のみ8分が終わると、3人の審判が赤と白どちらか旗をあげて勝敗を決める。全柔連の金野潤強化委員長は「すごくエキサイティングに見ることができた」と私見を述べながら、「どのルールもメリット、デメリットがある。今回のルールを経て、どのように進化させるか、あるいは戻すのか、いろんな方のご意見をうかがいたい」と話した。