◇15日(日本時間16日)MLB ジャイアンツ4―1ドジャース(サンフランシスコ)

 ドジャースの大谷翔平選手は「2番・DH」で先発出場し、4打数2安打。チームは1―4で敗れ、連勝は2で止まったが、大谷は腰の張りから先発復帰して3試合連続のマルチ安打で打率を3割6分4厘に上げた。

 相手エース右腕のウェブに対し、初回の第1打席は四球。3回に回ってきた第2打席の見逃し三振をはさみ、5回の第3打席は中前打。7回の第4打席は左腕・ミラーの前に見逃し三振を喫したが、1―4の9回2死一塁で迎えた第5打席は抑え右腕・ドバールに追い込まれながらも外角への101マイル(162・5キロ)のカットボールにバットをうまく合わせて左前打で好機を広げたが、後続が倒れてゲームセット。

 3回と7回に見逃し三振を喫した場面では球審のストライク判定に対して首を振るなど不満そうな様子を見せた大谷。厳しいジャッジの中、きっちりと複数安打。前日にはリーグトップに並ぶ12号でオラクル・パークでの初アーチを掛けたが、右翼スタンド後方に広がる海に飛び込む名物の「スプラッシュヒット」にはわずかに届かず。日本人選手初の快挙は次に持ち越しとなった。(写真はAP)