ドジャースの大谷翔平選手(29)は14日(日本時間15日)、敵地サンフランシスコでのジャイアンツ戦後に「開幕からフィールド外でいろいろあった」と振られ、「最初の方はいろいろあったので睡眠が足りない日が続いていたが、最近は時間にもだいぶ余裕が出ている。いい睡眠を取って、一日一日大事にプレーができているかなと思う」と語った。

 米誌スポーツイラストレーテッドは15日、このコメントを受けて「大谷翔平いわく、水原一平の窃盗は金より高くついた」の見出しで記事をアップし、たとえ睡眠不足でも、大谷がすさまじい打撃を見せていると報じた。

 「あまり眠らない方が調子がいい人間もいるが、普通はそんなことはない。だがドジャースのスター・大谷翔平のケースだと、睡眠不足が単に意味するのは、せいぜい『球史で最高の選手というほどでなくても、球界最高の打者のように打ちまくる』くらいの違いしかない」

 さらに「ほとんどの人にとって一生分より多い金額を失うという突発事に大谷翔平がどう対処しているのかは定かではない。だが、最近はもっと楽々と全てに対処し、グラウンドにおいて目に見える結果につなげているようだ」と論じた。

 米放送局CBSスポーツも「大谷翔平は『睡眠マニア』だ。日々のルーティンとして午睡を取り、特別製のマットレスと枕持参で遠征に出る。キャリアの初期には寝具メーカーの西川とスポンサー(コンディショニングサポート)契約を結び、最適な寝具のため定期的に検査を受けている。睡眠をそれほど非常に真剣に捉えている大谷が、水原スキャンダルで睡眠に問題があったというのだ」と報じた。