巨人の元エースで、監督も務めた堀内恒夫さんが17日、ブログを更新。今季のプロ野球で取りざたされている「投高打低」について、自身が考える2つの原因を挙げた。

 各チームが40試合近くを消化した16日時点で打率3割超えがセは2人、パは4人。一方で、投手の防御率1点台はセが6人、パが5人と投手優位が際立つ今季。堀内さんは「さて、今年は何かおかしくないかい? 気になるほどの『投高打低』と」書き出し、「今、俺が思うところは2つある」と要因を分析した。

 1つめに挙げたのは「ストライクゾーンが広いんじゃないかと」。ボール半分くらいというが、「それくらいの差でもバッターの感覚としたら大きいと思うよ」と判定の影響を指摘した。

 もう1つは投手側。「二段モーションのように投げる前にバッターのタイミングを外すとか幻惑するとか言われているけどそういうのが目立ってきたかな」という。これについては「ここで詳しくは述べないけれどこれからの選手には特にまずはボール自体を磨いてほしい」とし、「投げる前にタイミングをずらすなどの行為はバッターに対しては有効かと思うかもしれないがランナーが出たり出なかったりの繰り返しで自分のリズムも狂ってくるし守る方のリズムも狂ってくる。それを考えてほしい」と記した。