J1・FC東京は22日、敵地で鳥栖とルヴァン杯3回戦(駅前ス)を戦う。この一戦で、3月16日のリーグ戦・福岡戦で右大腿(だいたい)二頭筋筋挫傷を負い、戦線を離れていたMF東慶悟(33)が復帰。チームはここ3戦勝ちなしが続くが、東慶は「ルヴァン杯で流れをつくってリーグにつなげていきたい」と意気込んだ。

 頼れる背番号10が帰ってきた。約2カ月間ぶりにメンバー入りを果たし、東慶は「どんな試合でも緊張はしますよ。久々のけがで、ちょうど2カ月ぐらいの離脱となった。しっかりと試合に入れるように準備をしたい」と語った。

 キャプテンとして20年度のルヴァン杯を制し、優勝カップを掲げた。その思い出を振り返り、「あの感覚は今でも忘れない。けがをしていて決勝しか出られなかったけど、あの雰囲気や感覚は今でももう一度体験したい。このチームで、もう一回味わいたい」と言葉にする。

 そして、4年ぶりの戴冠に向け、「その一歩だと思う。リーグも狙っていきたいし、そういう試合にして流れが良くなればいい」と意気込んだ。

 チームはここリーグ3試合で勝利がなく、足踏み状態が続く。そこから抜け出すきっかけをつくれるか。「ルヴァン杯で流れをつくってリーグにつなげていきたい。その一歩として、メンバーにも入れたので、ピッチ内外でチームに貢献したい」。帰ってきた10番が、チームを勝利へと導く。