◇21日 ソフトバンク―楽天(みずほペイペイドーム福岡)

 ソフトバンクの山川穂高内野手が後ろの走者に危うく抜かれそうになりながら先制のホームを踏んだ。

 2回先頭でチーム初安打となる左前打で出塁し、続く近藤の中前打で無死一、二塁の好機を迎えると打席の栗原がセンターオーバーの大きな当たりを放った。ここで二塁走者の山川は打球を目で追っていたためスタートが遅れ、二塁を蹴ろうとしていた一塁走者の近藤に真後ろで追走される形に。隊列を組むように2人は”アベック”でホームインし、息切れしながら本塁を駆け抜けた山川は思わず苦笑いだった。

 その後も楽天の先発右腕ポンセを攻略し、栗原に続いて、川村、甲斐と3者連続の中越え適時二塁打。打者11人、4長打を含む計8安打の猛攻で一挙7点のビッグイニングを呼び込んだ。

 球場が4月25日に「みずほペイペイドーム福岡」の名称に変更されてからは同球場で10勝1敗。唯一の黒星を付けられた相手が楽天だが、大量得点で突き放した。