4月17日(水)、表参道と明治通りが交わる交差点角に、東急プラザ原宿「ハラカド」がオープンしました。
原宿らしいおしゃれ&かわいいショップやレストランが集まっているのはもちろんですが、他とはちょっと違う、感性を刺激する個性派施設も話題です。

なんといっても注目は、原宿の真ん中で入れる昔ながらの銭湯。ほかにも雑誌の図書館や、イベントスペースを兼ねた屋内型の原っぱ、その名も「ハラッパ」など、体感型のユニークなスポットもいっぱいです。

「ハラカド」ってどんなところ?

地下鉄明治神宮前(原宿)駅4・7番出口を出てすぐ目の前、神宮前交差点の角に建つ、地下1階〜地上7階の商業施設です。75店舗のショップやレストランが入るほか、銭湯、ギャラリー、ライブラリーなどが集結しています。

なかでも、次世代食感グミ「グミッツェル」が大人気の「ヒトツブカンロ」や、モンブランでおなじみパリの老舗サロン・ド・テ 「アンジェリーナ」などが話題です。

レストランフロアも充実しています

5〜6階と7階の屋上テラスは「HARAJUKU KITCHEN & TERRACE」と呼ばれる飲食店フロアで、カジュアルに楽しめる20店舗以上のお店が集まっています。

5階はレトロな居酒屋や町中華などが軒を連ねた横丁風のエリアや、ミシュラン獲得レストラン「sio」のオーナーシェフが手掛けるファミリーレストラン「FAMiRES(ファミレス)」など、多彩な顔ぶれが並びます。
6階は屋内の芝生ゾーンと屋上テラスがつながり、ピクニック気分で食事が楽しめるフードホールスタイルのフロアです。

ショッピングや仕事の後は、お着替え持って銭湯はいかが?

地下1階の「小杉湯原宿」は、高円寺にある昭和8年創業の老舗銭湯の2店目となる銭湯です。名物は熱湯と水風呂を交互に入る「温冷交互浴」や、初代から受け継がれてきた「ミルク風呂」。ここ原宿でも一般の銭湯と同じ料金の520円で入れて、ボディーソープやシャンプー&コンディショナーも完備しています。

そして銭湯の代名詞といえば、壁に描かれた富士山の絵。お湯にどっぷりとつかりながら壁の富士山を眺めれば、思わず原宿にいることを忘れてしまいそうです。

お風呂上がりには、隣接するビールスタンドの冷た〜い1杯が待っていますよ。
ビールのあとは、ほろ酔いで畳にゴロンもいいものです。

雑誌の図書館「COVER」で、思い出のバックナンバーを見つけて

2・3階の約74.4㎡のスペースに、3000 冊以上の雑誌が集まるライブラリーです。1960年代から現代までに発行された雑誌がそろい、すべて無料で閲覧できます。ファッションや音楽、漫画など、幅広いジャンルが集まり、昔読んだ懐かしい本もいっぱいです。なかには60年代や70年代の創刊号など、貴重な雑誌もたくさん所蔵しています。

ライブラリーの中から、毎回テーマを決めて開催する企画展にも注目です。第一弾の創刊号展(〜5月14日)をはじめ、多彩なテーマで雑誌を紹介する、今後の企画展に期待が高まります。

緑豊かな庭園空間の「屋上テラス」でのんびり

7階の屋上テラスは、自然あふれる屋上庭園です。
緑に囲まれた空間でそよ風を感じながら、真下の神宮前交差点を見下ろしたり、周りのビル群を見渡したりしていると、そのギャップでなんだか不思議な気分に。

6階のレストランフロアからもテラスに出られて、階段で7階のテラスまで上れるので、テイクアウト料理やドリンク片手に、外でのんびり味わうのもおすすめです。
屋上テラスでは、今後はさまざまな企業やブランドのイベントも開催される予定です。

ビルの中に広がる「ハラッパ」は、癒しのアート空間です

4階の「ハラッパ」は、室内でも自然を感じられる緑化を実現した屋内型の原っぱ。約312坪のスペースに、花や草木を加工したプリザーブドフラワーが心地よく配されています。

フロアのあちこちに置かれたスツールやプランターなどには、古着や古紙、コーヒー豆の麻袋などの廃材が利用されていて、とってもエコ。
焚き火や雨などをモチーフにしたアート作品も、すてきな空間を演出しています。

ハラッパは誰でも無料で利用できるので、休憩がてら立ち寄ってみては?