アニメ『名探偵コナン』の劇場版27作目『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』(4月12日公開)より、星のモチーフをキャラクターたちが身にまとった描き下ろしビジュアルが解禁。あわせて、追加声優キャストとして、松岡禎丞、菅生隆之、中博史、高野麻里佳、銀河万丈の出演が発表された。

 原作コミックスは104巻を超え、全世界で累計発行部数2.7億部を突破、テレビアニメシリーズも放送1000回を超えるなど、勢いがとどまることを知らない『名探偵コナン』。昨年4月に公開された劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)』は、興行収入138.8億円を突破し、シリーズ史上最高記録を更新するという前代未聞の偉業を達成した。

 劇場版最新作『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』の舞台は、北海道・函館。とある財閥の収蔵庫に、“月下の奇術師”の異名を持つ怪盗キッドから新選組副長・土方歳三にまつわる日本刀を狙うという予告状が…。なぜビッグジュエルと呼ばれる宝石を追い求めるキッドが函館にある刀を狙うのか? 犯行予告当日、函館で開催される剣道大会のために現地を訪れていた西の名探偵・服部平次とコナンがキッドの変装を見破り追い詰めるも、そこに刀に関係する殺人事件やキッドの命を狙う謎の剣士の影も迫ってきて…。恋も事件も波乱の展開が待っていること間違いなしの天下分け目のお宝争奪バトルミステリーがいよいよ開幕する。

 ゲスト声優として北海道をこよなく愛する大泉洋が出演し、海道警捜査一課の刑事・川添善久役を演じる。主題歌は、ラブソングの名手・aikoの「相思相愛」。今回は事前試写会を行わない代わりに、4月12日にラージフォーマット上映を含めてコナン史上最大規模となる515館での上映も決定するなど、公開前から大きな話題を呼んでいる。

 この度解禁されたのは、主人公・江戸川コナンや、本作のメインキャラクター・服部平次、怪盗キッドらが並ぶ9名の特別描き下ろしビジュアル。本作のイメージカラーである深緑を入れたコーディネートに、タイトルにも入っている“星”をあしらったスタイルできめたキャラクターたちは、プロモーション・グッズ用に描き下ろされた、本編にも出てこない激レアの≪五稜星(みちしるべ)ビジュアル≫となっている。

 今回は、平次と和葉の恋の行方も見どころのひとつだが、この≪五稜星(みちしるべ)ビジュアル≫で2人は、ボタンが星の形になっている白シャツ・深緑のボトムスを留める白いベルト・星が散りばめられた足元のワンポイントなど、ほぼペアルックのような格好。これは劇場版での進展を意味するのか、期待が高まる。

 そのほか、平次&和葉よりも先に恋を成就させた新一&蘭も、先輩カップルらしく、胸元に同じ星型のネックレスを身に付けている。また、正装である白タキシードはそのままに、星のマークがついたトランプを手にして不敵に笑う怪盗キッドや、大人顔負けのクールさでワンピースを着こなす灰原哀、シンプルながらもスタイリッシュなコーディネートを見せる紅葉・伊織の姿もあり、普段とは違うオシャレな格好で決めたキャラクターたちに目を奪われる、細部までこだわりが詰まったビジュアルに仕上がっている。

 あわせて、追加声優キャストも解禁。居合いの達人であり、剣道大会の会場で和葉と出会う大学生・福城聖(ふくしろ ひじり)を演じるのは、松岡禎丞。聖の父親で重い病を患いつつも、刀への造詣が深い福城良衛(ふくしろ りょうえ)役を菅生隆之。怪盗キッドが刀を盗むために予告状を出した、斧江財閥の現当主である斧江拓三(おのえ たくぞう)役に中博史。土方歳三(CV:津田健次郎)が持っていた星稜刀について詳しい巫女・吉永神子(よしなが みこ)役には、高野麻里佳。

 そして、被害者が胸に十文字の切り傷をつけられた殺人事件で捜査線上に浮かびあがった、アジア一帯で武器商人として活動し“死の商人”と呼ばれる日系アメリカ人の男、ブライアン・D・カドクラ役を銀河万丈が演じる。刀の謎にかかわる劇場版オリジナルキャラクターを演じる、総勢5名の実力派声優陣の活躍にも期待したい。

 劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』は、4月12日より全国公開。