昨年開催された第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門でグランプリを受賞した映画『HOW TO HAVE SEX』が、7月19日より全国公開されることが決定。併せて、予告編とポスタービジュアルが解禁となった。

 本作は、ティーンの友情や恋愛、セックスが絡み合う青春の夏休みを、思いやりを込めた視点で生き生きと表現した爽快な物語。主人公タラ(ミア・マッケンナ=ブルース)は、親友3人で過ごす卒業旅行の締めくくりに、パーティーが盛んなギリシャ・クレタ島のリゾート地、マリアに降り立つ。自分だけがバージンで、初体験というミッションを果たすべく焦る彼女を尻目に、親友たちはお節介な混乱を招いてばかり。そんな中、ホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くのだが…。

 監督を務めるのはモリー・マニング・ウォーカー。今作で長編デビューを飾るやいなやカンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ、世界の映画祭で19受賞・30ノミネートの快挙を果たし、米批評サイト「ロッテントマト」でも96%の高評価を記録(2024年4月25日時点)するなど、世界中から賞賛の声が寄せられている。

 予告編では、主人公タラやティーンたちが離島で過ごす特別な夏休みの様子が描き出されており、酒に酔い、日焼けした肌で夜通し踊る姿をクラブミュージックが包み込む。前半、気の合う男の子との出会いで楽しいバケーションを過ごす様子のタラだが、「もっと いい男狙いなよ」とバージンであることをからかう親友のプレッシャーや、クラブの過激なステージを目の当たりにしたことで、次第にハチャメチャなバケーションへと変貌していく様子が表現されている。

 ポスタービジュアルでは、プールサイドのタラがこちらを見据える印象的な表情が切り取られた。「何に出会いたいのか、わからないまま―」というコピーも配置され、ティーンが出会いに何を望んでいるのか、絶対的な確信もないまま、夏の日々への期待を抱くさまを捉えている。

 映画『HOW TO HAVE SEX』は、7月19日より全国公開。