乃木坂46の1期生・高山一実が小説家デビューを果たした同名小説をアニメーション映画化した『トラペジウム』が10日から公開。本作にはJO1の木全翔也が出演しており、情報発表の際には「きまちゃん、声優のお仕事おめでとう」「ええ声すぎる(泣)」「声と演技と最高なのヤバい」とXでトレンド入りするほど話題になっていた。今回は木全と、木全が演じる工藤真司というキャラクターの魅力に迫る。

 本作は、「絶対にアイドルになる」と心に決めた高校1年生の東ゆう(結川あさき)が主人公の物語。ゆうは、「1)SNSはやらない」「2)彼氏は作らない」「3)学校では目立たない」「4)東西南北の美少女を仲間にする」というルールを自分に課して高校生活を送る夢に真っすぐな女の子。雰囲気やキャラも全く違うそれぞれの個性を持った“東西南北”の美少女たちを集め、ロボコン大会や文化祭、ボランティア活動を通して段々とそれぞれの仲を深めていくが、さまざまな困難にぶつかってしまう…。

 そして木全が本作で演じるのが、ゆうを支えるカメラ好きの男子高校生・工藤真司。真司とゆうは“西”の美少女・大河くるみを訪ねた時に出会い、真司はゆうたちの成長を支える、本作でキーマンとなる存在だ。

 木全が所属するJO1は、2019年社会現象を起こした日本最大級のオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』で、視聴者である“国民プロデューサー”によって101人の中から選ばれた11人で結成されたグローバルボーイズグループ。

 ゆうのように“アイドルになること”を目指して夢を追いかけた木全にとって、アイドルを目指す主人公を支える真司を演じるのは、親和性が高いことだろう。実際に木全は「真司を演じてみて、人間的には(自分と)近しい感じがして、個人的にすごく共感できました」とコメントしている。さまざまな困難にぶつかるゆうを支える真司のキャラクターに注目だ。

 アニメ映画『トラペジウム』は、5月10日より全国公開。