松平健が、バラエティー番組『逃走中』(フジテレビ系)をドラマ映画化する『逃走中 THE MOVIE』に、突如現れた“謎”のゲームマスター役で出演することが決定。コメントが到着した。併せて、出演者の内田慈、本多力、笠原秀幸、長井短らの役柄が明かされたほか、岡宏明が謎の男として登場することも発表された。

 2004年から放送され、20周年という節目の年を迎える『逃走中』は、ハンターから逃げた時間に応じて逃走者は賞金がもらえる、ただしつかまれば賞金ゼロ。終了まで逃げ切って大金を狙うか、途中でリタイアして手堅く稼ぐか、まさに一か八かの一獲千金ゲーム。

 映画の舞台となるのは賞金総額1億円超、参加総数1000人の史上最大級の『逃走中』。臨場感抜群、新感覚のアトラクションムービーとして、ハラハラドキドキ、そして時には熱く、時には泣ける物語が描かれる。

 そんなゲームの鍵を握るメインキャストとして、JO1から川西拓実、木全翔也、金城碧海、FANTASTICSから佐藤大樹、中島颯太、瀬口黎弥が出演。高校時代の陸上部仲間として熱い友情で結ばれていたが、とある理由によりバラバラになってしまった若者たちを演じる。

 今回、異様な存在感を放つキャラクターを担う出演者たちの情報が解禁。

 「逃走中」を突如乗っ取り、新たなゲームマスターとして君臨する謎の存在「K」を演じるのは松平。彼の目的は何か、なぜ乗っ取ったのか、そもそもKとは何者なのか、すべてが謎のヴェールに包まれている。

 松平は「20年も続いている逃走中が映画化され、そこに参加させていただけるというのは本当にうれしく思いました。共演者の方々もすごいエネルギーでびっくりしました」と喜びのコメント。そして「TVでいつも観ている逃走中とはひと味もふた味も違う、ちょっと変わったといいますか…怖いところもあるのかな。すごく迫力のある素晴らしい映画になっていると思うのでぜひ、楽しみにしていただきたいと思います」とメッセージを寄せている。

 また、これまで役柄が判明していなかった、内田、本多、笠原らが、Kの手下であるカメーリア(内田)、パンパンジー(本多)、ヨシナガ(笠原)として出演することも判明。劇中でKや、その手下の3人が逃走者たちをかく乱し続ける。不気味さすら感じる奇抜な格好の手下3人が、アドリブ全開のやり取りをする様子は必見。

 内田は「本多さん、笠原さんの2人が突然いろんなアドリブをするし本番で新鮮にドキドキしました。その危うさと楽しさが伝わるといいなと思います!」、本多は「みんながやりたいことやってる時間がありました(笑)。それを松平さんがどういう顔で見ているのかなってそればかり気になっていました」、笠原は「アドリブが多く、足並みが揃っていなかったということに関しては3人とも揃っていましたね(笑)」と、それぞれ現場の様子を語っている。

 また今回、長井短の役柄が逃走者でありながら、ゲームのトラブルメーカーとなる「スズキ」であることも発表。スズキは「逃走中」で生き残るため、仲間を裏切り、他人を蹴落としつづける。彼女を突き動かすものはいったい何なのか。長井は「寒かったり、土煙が上がっていたりで過酷なことが多い撮影だったのですが、キャスト・スタッフの皆さんがとてもいい人たちで心洗われるような日々でした」と、演じた役柄とのギャップを感じさせるコメントを寄せている。

 さらに、岡宏明が「謎の男」として出演することが明らかに。この男は行動原理、目的、こちらもそのすべてが謎に包まれており、物語にどのように関わるのか、登場するのかも不明。岡が他の出演作で披露した爽やかな姿や、モデルとして活躍する姿とは一線を画し、異様な存在感をまとって登場する。

 映画『逃走中 THE MOVIE』は、7月19日より全国公開。