日本が誇る四季折々の魅力に迫る季節の絶景特集。まだ知られざる四季折々の表情を見せてくれる日本の風景に改めて魅了されたという人も多いはず。
今回は、山梨県が誇る春の絶景・風物詩をピックアップ。
日本の各地に息を呑むような素晴らしい景色が広がっています。これからの旅の参考にどうぞ!
◆The絶景花火「Mt.Fuji」
世界最高峰の花火大会“The絶景花火「Mt.Fuji」”が、富士山1合目の「ふじてんリゾート特設会場」にて行われる。残雪の富士山と桜を愛でながら、花火の臨場感を満喫できる。
100年以上の歴史を持つ日本を代表する花火師BIG4が競演する豪華絢爛な花火は、どのシーンも目を離せない優美さ。富士山をバックにした写真を撮りたい人も、富士山で響く花火の音を存分に感じたい人にも唯一無二のひとときを過ごせる。
他の花火大会では体験できない最高級の絶景花火で特別な体験をしてみては。
第4回“The絶景花火「Mt.Fuji」2024”:2024年4月20日(土)
絶景花火(ぜっけいはなび)
所在地 ふじてんリゾート特設会場(山梨県南都留郡鳴沢村) ※富士山 1 合目敷地内
https://the-zekkeihanabi.com/mt-fuji/
◆富士山とチューリップ「山中湖 花の都公園」
山中湖の湖畔にある花の都公園は、富士山を眺めながらポピー、ヒマワリ、チューリップ、コスモスなど年間を通じて美しい花々を鑑賞できる花畑や、明神の滝、水遊具広場があり、さまざまな楽しみ方ができ、幅広い世代で楽しめる公園。
清流の里内にあるフローラルドームふららでは30万平方メートルの花畑が広がり、雄大な富士山をバックにした絵になる風景を眺めることができる。
4月下旬〜5月上旬ごろには、色とりどりのチューリップが花畑一面を埋め尽くす。さらに季節が進むとブルー一色のネモフィラの出番。富士山と花畑との共演は、見れば誰もがウットリとするような美しい景観が見事。
富士山とチューリップ「山中湖 花の都公園」(ふじさんとチューリップ「やまなかこ はなのみやここうえん」)
所在地 山梨県南都留郡山中湖村山中1650
http://www.hananomiyakokouen.jp/
◆西沢渓谷
美しい渓谷が豊富な山梨県は、比較的歩きやすいハイキング・トレッキングのコースが充実している。
新緑がまぶしい季節におすすめなのが、西沢渓谷。山梨秩父多摩甲斐国立公園内に位置し国内屈指の渓谷美を誇る景勝地として知られていて、川底の花崗閃緑岩(かこうせんりょくがん)が太陽の光に照らされ、水面がエメラルドグリーンに輝いて見えるのが特徴的。いつまでも眺めていたくなるような神秘的な自然のパワーに満ちている。
4月末から山開きされる道中には、つぼみは濃いピンク、咲くと淡いピンク色のシャクナゲを見ることもできる。
西沢渓谷(にしざわけいこく)
所在地 山梨県山梨市三富川浦
https://www.yamanashi-kankou.jp/special/osusume_keikoku_spot.html
◆さくらんぼ狩り
山梨県の西側にある南アルプス市のさくらんぼは、全国でもいち早く収穫期を迎える穴場。5〜6月頃は、市内のあちこちのハウスでさくらんぼ狩りを楽しむことができる。
内陸性気候の南アルプス市は、寒暖差が大きいため果物の生産に適している。おいしいさくらんぼを見極めるコツは、大玉で軸が太いものを選ぶこと、太陽によく当たった真っ赤な実を選ぶことの2つ。
真っ赤に熟れたジューシーなさくらんぼを一足早く味わってみては。
さくらんぼ狩り(さくらんぼがり)
所在地 山梨県南アルプス市
https://minami-alpskankou.jp/?pickup=pickup-16670
◆中ノ倉峠展望台
富士五湖の中で最も水深が深く、湖水の透明度の高い本栖湖。
本栖湖畔線沿いの登山口から山道を30分ほど登った場所にある中ノ倉峠展望台。ここからは眼下に広がる本栖湖と富士山の眺望が楽しめる。
北岸は富士の好展望地で、千円札の裏に描かれている逆さ富士は、富士山写真家として知られる岡田紅陽が、中ノ倉峠から撮影した「湖畔の春」が使われている。
この写真と同じ風景が見られるのは、この時期だけ。頭に白い帽子を被った富士山と、青い空と湖、まばゆい新緑を見に来ませんか?
中ノ倉峠展望台(なかのくらとうげてんぼうだい)
所在地 山梨県南巨摩郡身延町中ノ倉
https://www.fujisan-kyokai.jp/viewspot50/326
◆笛吹市の桃源郷
日本一の桃源郷を誇る笛吹市。3月下旬から4月中旬にかけて、30万本ともいわれる桃の花が色づき、市内はピンク一色に染まります。
笛吹市は坂の町で、標高約250メートルから約700メートル位まで桃畑が広がっているので、3月末から4月にかけ3週にわたり、市内のあちこちで桃の花が楽しめる。
「八代ふるさと公園」が代表的な眺望スポット。笛吹市八代町の丘陵にありピンク色の桃畑を見下ろせる。
笛吹市の桃源郷(ふえふきしのとうげんきょう)
所在地 山梨県笛吹市全域(主に、春日居町、一宮町、御坂町、八代町、境川町)
https://www.yamanashi-kankou.jp/kankou/spot/p1_3433.html
◆富士川クラフトパーク内の大花壇
山梨県の南部・峡南地域に位置する富士川クラフトパークは、53ヘクタールの大規模公園。
こちらにある大花壇は、種まきや植え替えによる季節の花々を楽しめるスポット。春になると、チューリップと桜が咲き誇り、条件が合えば同時に満開となる。
公園入口からも離れているのでゆっくりのんびり花見が楽しめるのも魅力のひとつ。
バーベキューやカヌー場、道の駅やレストランなどがあるので、一日中飽きずに過ごせる。
富士川クラフトパーク内の大花壇(ふじかわクラフトパークないのだいかだん)
所在地 山梨県南巨摩郡身延町下山1597
https://www.kirienomori.jp/facility/23/
◆JR石和温泉駅前のバラのアーチ
笛吹市の玄関口、JR石和温泉駅前には、地元のバラ愛好家グループの方々により管理される100種類以上のバラのアーチがあり、4月末頃から咲き始めて観光客の皆様をおもてなししてくれる。
また、石和温泉駅から車で15分ほどの場所にある公営温泉「みさかの湯」にもローズガーデンがあり、入浴客の皆様をお迎えしてくれる。バラの甘く芳しい香りに包まれながら温泉に浸かれば、心身共にリフレッシュできそう。
JR石和温泉駅前のバラのアーチ(ジェイアールいさわおんせんえきまえのバラのアーチ)
所在地 山梨県笛吹市石和町松本
https://fuefuki-syunkan.net/kaika/rose
◆富士山吉田口登山道 ふじざくらとふじざくら祭り
富士山吉田口登山道の中ノ茶屋は、北口本宮冨士浅間神社から約5キロ登ると、標高1,100メートルの所にある建物。その周辺には国の天然記念物・県の花・市の花にも指定されている、山梨県最大の2万本のふじざくらが群生している。
中ノ茶屋周辺とふじさんミュージアム(富士吉田市歴史民俗博物館)エリアでは「ふじざくら祭り」も開催され、例年多くの人が訪れる。
イベント会場では、ふじざくらの苗木を配布してもてなすことも。このほか期間中の土日には湯茶サービスや限定桜餅も販売される。
ふじざくら祭り
開催期間:2024年4月17日(水)〜4月29日(月)
富士山吉田口登山道 ふじざくらとふじざくら祭り(ふじさんよしだぐちとざんどう ふじざくらとふじざくらまつり)
所在地山梨県富士吉田市上吉田、富士山吉田口登山道の中ノ茶屋周辺
https://fujiyoshida.net/event/142
◆清里高原つつじ祭り・つつじ祭りウオーク
八ヶ岳南麓の観光の原点ともいえる「清里高原つつじ祭り」。例年6月に開かれる。
かつてはツツジで山全体が赤く染まったといわれる「美し森」。近年樹勢が弱まっていましたが数年前から植樹活動を進めており、赤やオレンジ色の鮮やかなレンゲツツジが咲き誇るようになった。
美し森は、赤岳の尾根の一部が孤立してできた標高1,542メートルの小高い丘で、山頂まで徒歩15分で登ることができ、ハイキングにぴったり。展望台から清里高原や南アルプスなど360度の大パノラマを見下ろせば、清々しい気分に。
清里高原つつじ祭り・つつじ祭りウオーク(きよさとこうげんつつじまつり・つつじまつりウオーク)
所在地 山梨県北杜市大泉町西井出8240-1
https://www.yamanashi-kankou.jp/kankou/spot/p1_4996.html
※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。
文=桐生奈奈子