ウエルシア店頭に設置された「ボトルtoボトル」回収BOX
(画像)ウエルシア薬局・ニュースリリースより

 ウエルシア薬局(東京都)は、昨事業年度(2023年3月1日〜2024年2月29日)において、1,752,273本のペットボトル(38,550㎏)を店舗で回収したことを4月30日に発表した。これは、28,016kgのCO2の排出を抑制し、杉の木1,989本が1年間に吸収するCO2の量に相当する。

 同社はプラスチック資源循環社会を進めるため、飲料メーカーのコカ・コーラ ボトラーズジャパン(東京都)、サントリー食品インターナショナル(東京都)、PET(ポリエチレンテレフタレート)資源リサイクラーの協栄産業(東京都)と協働で2020年より「ボトルtoボトル」に参画している。

 2020年9月より栃木県内の店舗で実証実験を始め、翌2021年6月より本格的な活動に着手した。その後、キリンビバレッジ(東京都)とも協働を開始し、関東の他県、東海地域、関西地域でも取り組んでいる。今回、新潟県の店舗でも新たに開始し、全体で673店舗となった。

 同社は今後もペットボトル回収拠点の拡大に努め、持続可能な社会の実現に向けて貢献する方針だ。

ウエルシアが行っている「ボトルtoボトル」のスキーム

著者:ダイヤモンド・リテイルメディア デジタル推進室