P.A.I.(パーソナル人工知能)をはじめ、AIクローン技術でつくり出すパーソナルAIの開発および実用化を行う株式会社オルツは、自社で開発したLLM(大規模言語モデル)である「LHTM-2」を活用した、革新的なM&Aマッチングシステム「Clone M&A」を発表した。

 

オルツがM&Aマッチングシステム「Clone M&A」を発表

2014年11月に設立されたオルツは、P.A.I.(パーソナル人工知能)、AIクローンを作り出すことによって「人の非生産的労働からの解放を目指す」ベンチャー企業。

AIの対話エンジンの開発から生まれた音声認識テクノロジーを活用した「AI GIJIROKU」などのSaaSプロダクトを開発・提供している。

近年、経営者の高齢化に伴う事業承継問題は、非常に大きな社会課題。

後継者不在を理由とした黒字廃業リスクを抱える企業は現在全国で「60万社」を超え、約22兆円のGDPが失われるリスクがあると指摘されているものの、直近の年間M&A件数は4,000件程度に留まっており、需給が不均衡となっている。

また、売手となる企業がM&Aを検討する際の障壁として、心理的な要因と同水準で、

1:買手となる相手先企業が見つからない
2:判断材料となる情報が不足している
3:期待している提携効果が得られるかわからない

といった、マッチングに関連する課題が上位を占めていることも明らかになっている。

 

「Clone M&A」の特長

こうしたM&A領域の課題を根本解決するため、オルツはこの度「Clone M&A」を開発。

「Clone M&A」では、AIエージェントとの対話やこれまでの商談データ・事業資料などを元に、売手企業のクローンを生成。

そして、公開情報や商談データなどから生成した大量の買手企業のクローンと仮想面談を行うことで、売手企業にとって最適な買手企業をマッチングスコア順に提示する。

従来のM&Aは、アドバイザーによる属人的なマッチングや、キーワードマッチングが主流だったが、オルツが提供する「Clone M&A」はクローンと自然言語処理を用いて膨大な数のマッチングが出来る。

そのため、全ての買手企業とのマッチング理由や提携シナジーを売手企業に明確に示すことができ、検討の初期段階から納得感のあるM&Aを実現可能だ。

オルツは「Clone M&A」を皮切りに、M&A領域に存在する全ての課題をAIの力で解決していきたいと考えていると説明。

AI分野における長年の経験と実績を活かし、日本全体の社会課題の抜本的な解決に向けて邁進していくと結んだ。

事前登録:https://forms.gle/ag3sihQczXNNyPVQ9
大規模言語処理ソリューションについて:https://alt.ai/aiprojects/gpt/

 

オルツが開発・発表した「Clone M&A」で、M&Aを促進するだけでなく、社会課題解決を目指す。

M&Aを検討中の企業経営者の方はお見逃しなく。

オルツ:https://alt.ai/