「マスターズ」開幕前日の10日、恒例行事のパー3コンテストが開催され、初出場の久常涼(ひさつね・りょう)が恋人をキャディーに起用して出場。コンテスト前には松山英樹(まつやま・ひでき)と9ホールの練習ラウンドを行い最終チェックした。

“マスターズルーキー”久常涼が楽しみにしていたパー3コンテスト

◆米国男子プロゴルフ<マスターズ 4月11〜14日 オーガスタナショナルGC(ジョージア州) 7555 ヤード・パー72>

「マスターズ」開幕前日の10日、恒例のパー3コンテストが開催され80人の選手が出場。昨季の欧州ツアーでルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞し特別招待で夢舞台への切符をつかんだ久常涼も、交際中の女子ゴルファー・古川莉月愛(りるあ)さんをキャディーに起用して出場した。

パー3コンテストに出場した久常涼 写真:大会提供
パー3コンテストに出場した久常涼 写真:大会提供

 久常が「マスターズで楽しみにしていたことの一つ」と語っていた恒例行事。ビクトル・ホブラン(ノルウェー)とキャメロン・ヤング(米)とともにプレーし、ホールアウト後は「楽しかったけど、緊張する場面が多すぎました」と“お疲れモード”だった。

 キャディーを務めた古川さんは、最終9番でホブランの内側にナイスオンさせるなど会場を沸かせ「うれしかったです。また涼くんと戻ってこられるように、この1年通して頑張りたいと思います」と話した。

 パー3コンテスト前には昨日に続き、松山英樹と9ホールの練習ラウンドを行った久常。松山について「すごいです。自分ではマネできない。でも本当にいろんなことを教えていただいた。それをしっかり整理して、明日からプレーしたい」と気を引き締めた。

パー3コンテストで優勝したリッキー・ファウラー 写真:大会提供
パー3コンテストで優勝したリッキー・ファウラー 写真:大会提供

 パー3コンテストは5つのホールインワンが生まれる中、リッキー・ファウラー(米)が5アンダー「22」で回り優勝。「数年ぶりにここに戻ってきたということもあるし、妻と娘がバッグを背負っていることもあって、これはとって特別なものだよ」と喜んだ。

 これまでパー3コンテストで勝った選手が同年のマスターズで優勝した歴史はないが「ジンクスはいつか破られる」とグリーンジャケット獲得へ意気込んだ。

e!Golf編集部