「TAKAHIROさんとAKIRAさんにお会いした時に、『あっ、辞めンディーだ』といじっていただいて」

 7人組ダンス&ボーカルグループ・GENERATIONSおよびEXILEメンバーの関口メンディーが1日、都内のホテルで、グループ卒業と株式会社LDH JAPAN退社に関する記者会見に臨んだ。メンディーはLDHの先輩たちに報告した際のやりとりについて、明るい口調で語った。

 席上に金屏風が置かれた会見場。黒ジャケット姿で登場したメンディーは「20歳の頃から13年間、お世話になったLDHを卒業することになりました。苦楽を共にしてきたGENERATIONSも同時に卒業します」と改めて報告した。

 そのうえで、「出来の悪い自分を育ててくださったHIROさんをはじめ、スタッフの皆さんに感謝してもしきれません。メンバーは家族と同じぐらいの仲間です。結成当初は最年長だったのですが、ダンスが下手で遅刻をする、HIROさんとの会議で寝てしまう、そんな自分と一緒に伴走してくれて喝を入れてくれました。生きざまを含めてさまざまなことを教えてくださった先輩方、刺激をくれた後輩たちに感謝しています」と語り、ファンにも感謝の言葉を述べた。自身の今後について、「日本と世界の架け橋になるような、世界で活躍するエンターテイナーになりたい」という夢を語った。

 質疑応答で事務所の先輩たちの反応について聞かれると、メンディーは「先輩の皆さんには卒業させていただくことが決まってから連絡をさせていただいておりまして、EXILEメンバーの皆さんには電話で口頭で伝えさせていただきました。『ちょっとお伝えしたいことがあるんです』と皆さんにご連絡をさせてもらったのですが、多くの先輩方から『あっ、結婚?』と言われて、『嫁ンディーじゃなくて、辞めンディーなんですけど』と答えました」。メンディーがギャグを繰り出した打ち明け話に、会見場は大きな笑いに包まれた。

 さらに、こぼれ話を披露。「皆さん、すべからく僕の背中を押してくださって、『メンディーが決めた道だったら応援してるよ』と。温かい先輩方に囲まれて幸せだなと思います。昨日もちょうど、TAKAHIROさんとAKIRAさんにお会いした時に、『あっ、辞めンディーだ』といじっていただいて。LDHから卒業させていただきますが、そういう関係性は変わらないのかなと思っています」と、世話になった先輩たちへの感謝の思いを示した。

 会見には、GENERATONSの白濱亜嵐、片寄涼太、語学留学先から一時帰国した数原龍友、小森隼、佐野玲於、中務裕太も出席。メンバーそれぞれの受け止めについても心境を述べた。

 メンディーは米国ニュージャージー州で生まれ、1歳から東京・品川区で生活。高校まで野球に打ち込んでいたが、進学した日本体育大でダンススクールに所属。先輩の紹介でLDHのダンススクール・EXPGに特待生として入校したことが、GENERATIONSメンバーとしてデビューするきっかけになった。2012年にメジャーデビュー。また、グループのバラエティー担当として“イジられ愛されキャラ”を確立した。2024年6月25日をもってグループ卒業と退社する。ENCOUNT編集部