大村は周囲にスクワットのやり方を指導

 俳優の大村崑が8日、都内で行われた映画『お終活 再春!人生ラプソディ』(5月31日公開)の特別イベント付試写会舞台あいさつに出席。スーツ姿の大村はマイクを持つと「92歳になりました。日本でたった1人の90代の喜劇役者です。元気ハツラツ、オロナミンC!」と、かつて自身が出演したCMフレーズをまじえ元気いっぱいにあいさつした。

 この日は橋爪功、長塚京三とベテラン俳優も参加。82歳の橋爪は「私より年上がいる」といい、78歳の長塚も「自分が最年長で参加する作品多いが、きょうはとっても気が楽で甘えたい気分になってしまいます」と少しうれしそうに話した。

 本作の撮影中、大村は周囲にスクワットのやり方を指導していたという。「もう6年もジムに通っていて、スクワットの崑ちゃんと呼ばれるんです」と明かすと観客から驚きの声。「見せようか?」と実践する場面もあり、ふくらはぎの筋肉をタッチした高畑淳子が「カチンカチンですよ!」と目を丸くした。

 さらにジムでは「いま何かしているかというと、鉄の棒あるでしょ? これを40キロ担いでそのまま下ろす。これを13回、3回セットやります。すごいでしょ?」と胸を張って話すと、会場は「ええ〜!」と感嘆の声。橋爪は「怪物だよ……」とつぶやいた。

 2021年公開の『お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方』に続く「お終活」シリーズの第2弾。前作から1年後が舞台で、青春ならぬ“再春”がテーマ。若かりし頃にやり残したことに挑戦する姿を描いていく。

 舞台あいさつにはそのほか、剛力彩芽、松下由樹、水野勝、凰稀かなめ、香月秀之監督も登壇。また、本作に特別出演している三浦友和が終盤に壇上に上がり、高畑に花束を贈呈した。ENCOUNT編集部