マセラティがオープンスポーツのEV、グラントゥーリズモ・フォルゴレを発表 2028年までに完全に電動化を目指す
2025年にはMC20もEV化
今回イタリアで行われた電動化のイベント「フォルゴレ・デー」で、グラントゥーリズモのコンバーチブルをベースにしたBEV、「グレカーレ・フォルゴレ」をワールドプレミアした。さらに、2025年にミドシップのスーパースポーツカー「MC20」にもフォルゴレ・モデルを発表することをアナウンスした。
マセラティならではの技術を反映
「グレカーレ・フォルゴレ」は、コンバーチブルらしいデザインをはじめ、マセラティならではのテクノロジーやエンジニアリングを反映させた電動モデルである。フル電動推進システムがシャシーに統合され、高電圧バッテリーをボディのフロア下に設置しながらも、クラス最高レベルの室内空間を確保するという。
今回の展示では、動力系が組み込まれたローリングシャシーやフロントとリアアクスル、バッテリーパックなどの展示のほか、フォルゴレの充電用ウォールボックス、エレガントなデザインの家庭用電源なども公開されている。
なお、イベントで披露されたのは、マセラティのカスタマイズ・プログラム、「マセラティ・フォーリセリエ・カスタマイズ・プログラム」が施されたモデルで、独自のカラーである「リキッドローズゴールド」、「チタングレーソフトトップ」、コントラスト・ステッチが施されたデニムと「ギャッチョ」(アイスカラー)のインテリアが用意されていた。
なお、新型グランカブリオ・ファルゴレをはじめ、日本での「フォルゴレ」モデルの発売時期に関しては現段階では未定となっている。
文=塚田勝弘
(ENGINE WEBオリジナル)