16日午前の東京市場でドル・円は軟調地合いとなり、154円を割り込むと一時153円60銭まで値を下げた。前日の米消費者物価指数(CPI)など低調な経済指標を受け、米金利安・ドル安が継続。一方で、ドルは割安感で買い戻され、154円付近に戻した。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は153円60銭から154円86銭、ユーロ・円は167円33銭から168円53銭、ユーロ・ドルは1.0880ドルから1.0894ドル。

【要人発言】

・クールズビー米シカゴ連銀総裁

「満足を得るには良好なインフレ統計が数カ月続く必要」

・林官房長官

「(国内GDP受け)景気は緩やかな回復が続くと期待」

「資産価格や為替変動による国内物価押し上げリスクに注意が必要」

【経済指標】

・日・1-3月期GDP1次速報:前期比年率-2.0%(予想:-1.2%、10-12月期:0.0%←+0.4%)

・豪・4月失業率:4.1%(予想:3.9%、3月:3.9%←3.8%)

・豪・4月雇用者数増減:+3.85万人(予想:+2.37万人、3月:-0.66万人)