フォーバル<8275>は1日、INCJ(東京都港区)をはじめとした、その他4社が保有するタニタヘルスリンク(東京都港区)の株式を過半数取得したと発表した。

株式取得の目的は、近年、少子高齢化とそれに伴う労働力不足を補う手段として健康経営が注目される中、労働力不足や地方自治体の課題に対応するための戦略の一環で、フォーバルは中小企業に経営支援を提供し、「F-Japan」構想を通じて地域や企業のデジタル変革を促進している。一方、タニタヘルスリンクは健康支援サービスを提供しており、今回の株式取得において、同社はフォーバルグループが保有する取引先へのアプローチが可能になり、自治体を主体とした従来の取引先に加え、一般法人(中堅・小規模企業)への販売比率の向上が期待できる。フォーバルは、タニタヘルスリンクが保有する自治体との関係強化により「F-Japan」構想のさらなる促進が可能となり、両社が親和性の高い顧客基盤を共有することで、健康経営サービスの共同開発と拡販も見込んでいる。

フォーバルは健康経営を推進し、地方自治体や企業の健康経営を支援するため、データベースの活用に取り組むとしている。