日新<9066>は9日、社員に対する新たなインセンティブ・プランとして、社員持株会向け譲渡制限付株式インセンティブ制度を導入することを発表した。



本制度は、社員の福利厚生の拡充策として財産形成の一助とすることに加え、社員が同社の株主との一層の価値共有を進めるとともに経営への参画意識を高めること、さらには社員エンゲージメントの向上を図り、人的資本の向上に寄与することを目的として導入するもの。



本制度においては、本持株会に加入する社員のうち本制度に同意する者(以下「対象社員」)に対し、同社が譲渡制限付株式付与のための特別奨励金として、金銭債権(以下「本特別奨励金」)を支給する。対象社員は、本特別奨励金を本持株会に拠出し、本持株会がこれを同社に対して現物出資することで、譲渡制限付株式を受け取る。なお、本制度は野村證券が提供する「従業員向け譲渡制限付株式インセンティブ制度」(持株会RS)を導入する予定である。また、本制度により対象社員へ付与する総額は、現時点の検討において9億円程度となる見込みとしている。