見木はプレーを続行

 東京ヴェルディは4月7日のJ1第7節で柏レイソルと対戦。この試合の前半16分、MF見木友哉が相手選手との接触で出血し、ベンチ前でユニフォームを上下とも着替えるアクシデントが起きた。

 前節の湘南戦で5646日ぶりとなるJ1での勝利を挙げた東京V。この試合でも前半10分にU-23日本代表MF山田楓喜のゴールで先制点を挙げ、今季初の連勝を目指している。

 リードを保ちたい東京Vは、ひとりひとりがハードワークを見せて堅い守りを見せている。そんななか前半16分には柏にコーナーキック(CK)を与えるが、ゴール前に入れられたボールを見木がヘディングでクリア。その際にDF古賀太陽と接触し、見木が後頭部から出血をしてしまう。

 頭部の接触で心配がされたが、見木の意識はしっかりしていた。しかし、後頭部を切って出血しており、緑のユニフォームだけでなく、白のパンツも鮮血に染まった。タッチライン際では、チームスタッフが替えのユニフォームを持って準備していたが、パンツも赤くなっていたことから、急遽、パンツも履き替えることになり、見木はベンチに駆けて行った。

 この際に一度ロッカールームに下がるのかと思われたが、東京Vの控え選手たちが円陣を組み「即席更衣室」を作った。見木は円の中で着替えを終えて、すぐにピッチへと戻って行き、プレーを続けている。

FOOTBALL ZONE編集部