29日にU-23アジア杯の準決勝でイラクと対戦

 大岩剛監督が率いるU-23日本代表は、4月29日のパリ五輪アジア最終予選を兼ねたU-23アジアカップ(杯)準決勝でイラクと対戦する。準々決勝でインドネシアに敗れた韓国の現地メディアは「客観的な力では日本がやや上」との見解を示した。

 今大会は16チームを4組に分けたグループリーグを実施して各組の2位以上が準々決勝に進出。パリ五輪へは3位以内のチームが出場権を獲得し、4位のチームはギニアとの大陸間プレーオフに回る。

 日本はグループリーグを2位で勝ち上がり、25日の準々決勝でカタールと対戦。延長戦の末4-2で勝利した一方、韓国はインドネシアと2-2のまま迎えたPK戦で敗れ、パリ五輪出場権を逃した。

 韓国の現地メディア「mydaily」はベスト4の顔ぶれに注目。記事では準決勝の日本対イラクのカードについても言及している。同メディアは「客観的な力では日本がやや上。攻撃の構成や中盤の迫力では優勢だ」と指摘。その反面「守備の整備に問題が見られるのが弱点だ。パワーに勝るイラクが日本の守備を攻略できるかどうかが勝敗の鍵を握る」と考察を展開した。

 この準決勝で勝利すれば、パリ五輪本戦への切符を手にすることができる。日本はグループリーグ最終節で韓国に0-1で敗れるなど改善すべき点はあるなかで、イラクとの決戦をモノにできるだろうか。

FOOTBALL ZONE編集部