UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準々決勝1stレグ、パリ・サンジェルマン(PSG)対バルセロナの試合が現地時間10日に行われ、バルセロナが3-2で勝利した。この試合では、下部組織出身の選手たちが主役と言える活躍をしている。『EUROSPORT』英語版は、チームの状態に自信をのぞかせるシャビ監督の発言を報じた。

 CL突破に向けて、バルセロナはキリアン・エムバペなどスター選手を多数擁したPSGをホームに迎えた。チームを率いるシャビ監督は、ロベルト・レヴァンドフスキやジョアン・カンセロといったベテラン選手とともに、16歳のFWラミン・ヤマルと17歳のCBパウ・クバルシといった下部組織出身の若手選手を起用した。

 大一番でのシャビ監督の大胆な起用だったが、それに応えるように才能あふれる若い2人が試合を通じてPSGの脅威となった。37分、ヤマルの鋭いアーリークロスのこぼれ球にハフィーニャが反応しバルセロナが先制点をあげる。一方でCBのクバルシも、ウスマヌ・デンベレやエムバペなどスピードのあるPSGの選手たちに対して冷静に対応し続けた。

 シャビ監督は、逆転勝利を果たしたチームについて、「私たちは誇りに思わなければならない」と述べた上で、特に若い選手たちの活躍について次のように語っている。

「17歳のクバルシ、16歳のヤマルとともに、フェルミン・ロペスも下部組織出身の選手だ。彼らはチームの力となってくれており、私は非常に満足している。これは新しいバルサの始まりであり、我々は良い方向に進んでいると思う」

 最後に、シャビ監督は「とても嬉しいし、チームを誇りに思っている」と繰り返し、「ほんの小さなアドバンテージだが、大きな勝利だ」と、アウェイで行われる2ndレグに向けて大きな意味を持つ勝利を挙げたことを喜んでいた。

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