ラツィオの元ブラジル代表MFフェリペ・アンデルソンが、今シーズン限りで退団し、母国のパルメイラスに移籍することがわかった。現地時間15日にF・アンデルソン本人とパルメイラスが発表したと、イタリアメディア『コッリエーレ・デッロ・スポルト』が報じている。

 鎌田大地とチームメイトのF・アンデルソンは、6月30日限りで、ラツィオとの契約が満了。ユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督が獲得を熱望しており、同クラブへの移籍の可能性が強まっていた。また、3月からマウリツィオ・サッリ監督に代わってラツィオの新監督に就任したイゴール・トゥドール監督が、強く契約更新を望んでいることも伝えられていた。

 そのように報じられる中で15日、同日に31歳の誕生日を迎えたF・アンデルソンが自身のSNSでラツィオを今シーズン限りで退団することを発表。「自分を支えてくれたラツィオとクラブに関わるすべての人々へ、クラブと新しい契約更新に達しなかったことをお伝えします。したがって、来シーズンは、別の道を歩むこととなります。私は常にプレーで、ラツィオに対して、プロ精神と責任を示してきました。それゆえ、このラツィオのユニフォームに敬意を表するため、契約が切れる最後の日まで、献身してプレーし続けることを約束します。どうもありがとう!」と綴っている。

 F・アンデルソンの退団声明から間もなく、今度はパルメイラスが、F・アンデルソンと仮契約を締結したことを正式発表。契約は、7月1日から2027年12月31日までとなることも伝えている。

 F・アンデルソンは、2013年夏にサントスからラツィオに加入。ウェストハムとポルトでのプレーを経て2021年夏にラツィオに復帰していた。今シーズンのセリエAでは、32試合に出場し、5ゴールをマーク。主力の一人として活躍していた。