UEFAヨーロッパリーグ(欧州EL)準々決勝2ndレグ、アタランタ対リバプールの試合が現地時間18日に行われ、リバプールが1-0の勝利をおさめた。しかし、2戦合計1-3でリバプールの敗退が決まっている。地元メディア『LIVERPOOL.COM』は、ELの敗退を受けて早くも来季の移籍プランの展望を報じている。

 1stレグで0-3の敗戦を喫していたリバプールは、ベスト4進出のためには最低でも3点を奪うことが必須だった。7分、モハメド・サラーのPKによって先制したものの、その後追加点を奪えずリバプールは2戦合計1-3でのEL敗退が決まっている。

 また、リーグ戦においても、第33節のクリスタルパレス戦で敗れたことにより、現在は勝点71でマンチェスター・シティ、アーセナルに続く3位につけている。そのため、残りの6試合全てで勝利しなければリーグ優勝を勝ち取るのも難しい状況だ。

 同メディアは、「確実にシーズンの終わりは近づいている」と述べた上で、「必然的に夏に注目が集まる。まず新しいマネージャーを雇わなければならない。その後、強化が必要なポジションを特定し、移籍市場で適切な役割を果たせる選手を探す必要がある」と言及し、来季に向けての移籍プランに関する展望について述べていた。

「クィービーン・ケレハーがチームにいる限り、GK部門は安定したままであるだろう。一方で、守備はチームの中で最も強化が必要な領域だ。ジョエル・マティプはフリーで退団が濃厚であり、イブラヒマ・コナテはフィットネス面で不安を抱えている。したがってCBと契約することは、間違いなく優先リストの上位にあるだろう。また、チアゴ・アルカンタラも退団が濃厚であり、遠藤航は30代に突入して1年が経過している。安全のためにさらなる選手と契約する必要があるかもしれない」

 また、「攻撃は数的には充実しているように見える」と前置きした上で、「一部の選手には疑問があるものの、より優れた選手を見つけるのは必ずしも簡単ではない」と、優れた攻撃的な選手を獲得する難しさを指摘した。

 そのため、同メディアは「すでにチームの大部分は決まっている」と言及し、「理想的なシナリオではケレハーの残留、CB・MF・FWそれぞれ1人ずつ獲得するだけで十分だろう。監督が交代し、新たな体制が構築される変革期において、それが理にかなっているように思われる」と、来季に向けた夏の移籍プランの展望を語っていた。

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