セリエA・ラツィオに所属する鎌田大地は、今季でクラブとの契約が満了することから、残留かそれとも移籍するのか、地元メディアも去就を注目している。イタリアメディア『Corriere dello Sport』は、鎌田の将来については今月中に確実に決まる見込みだと現地時間11日に報じていた。

 ラツィオに所属する鎌田は、前監督マウリシオ・サッリ氏のもとでは活躍する機会に恵まれず、今季終了後に移籍が濃厚だと思われていた。しかし、サッリ氏が成績不振で解任となり、新監督にイゴール・トゥドール氏が就任すると出場機会が急増。

 監督交代後は、29節から35節まで連続出場を果たしており、そのうち4試合は先発フル出場するなど、新監督のもとで主力の座を掴みかけている。そんな中、同メディアは、「クラブ幹部によると鎌田はトゥドール監督にとってキーマンである」と報じており、今夏移籍濃厚だった状況から一転して残留の可能性が高まっている。

 また、イタリアメディア『EUROPA CALCIO』も、「鎌田の将来は5月30日、つまり今月中に決まるはずだ」と指摘した上で、「その日までに鎌田は3年間の自動更新オプションを有効にするか、それとも期限切れで移籍するか決める必要がある。いずれにせよ、新監督のもとで好成績をおさめており残留には前向きな感情が芽生えているだろう」と、残留する可能性が高いことを指摘していた。

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