日本代表MF久保建英を擁するレアル・ソシエダは、現在ラ・リーガ7位につける。UEFAヨーロッパリーグ(EL)への出場権を獲得すべく、チームはリーグ最終盤に正念場を迎えている。現地時間16日に行われるリーグ第36節バレンシア戦に向け、現地メディア『エル・デスマルケ』が試合の展望を報じた。
 
 ラ・リーガにおける来季の欧州コンペティションの出場権は、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)が上位4チーム、UEFAヨーロッパリーグ(EL)は5位とコパ・デル・レイの制覇者、UEFAカンファレンスリーグ(ECL)プレーオフは6位のチームに与えられる。ただし今季はアスレティック・ビルバオがコパ・デル・レイを制し、さらに6位以上を確定させているため、5〜6位のチームにEL出場権が与えられる。

 13日に行われた第35節バルセロナ戦で、久保は70分からピッチに立った。また、同じくチームの攻撃を牽引してきたアンデル・バレネチェアも後半途中から投入されている。怪我から復帰したキーラン・ティアニーも先発起用されることはなかった。

 これを受け、『エル・デスマルケ』は「6位争いに必要なローテーション」と見出しを打ち、レアル・ソシエダがバレンシア戦でスタメンを大きく変える可能性を指摘している。同メディアは、この試合でティアニーが「左サイドバックのポジションを確保する可能性がある」と伝え、攻撃陣では「久保とバレネチェアが先発に戻り、ミケル・オヤルサバルとコンビを組むかもしれない」と見解を示している。

 第37節には現在6位につけるベティスとの直接対決も控えており、レアル・ソシエダはタフな日程を戦い抜かなければならない。なお、最終節はホームにアトレティコ・マドリードを迎える予定だ。

久保建英は? レアル・ソシエダ年俸ランキング1〜10位
FWのエゴと久保建英の違和感。目に余るプレーでレアル・ソシエダが失うものとは【分析コラム】