許されない行為と分かっていても、不倫にのめりこんでしまう人っていますよね。そうこうしているうちに、「自分だけのものになってほしい」という独占欲も高まってしまい、泥沼化することも……! 今回は数年前に不倫を経験した友人がエピソードを聞かせてくれました。
不倫だけど、本気で好きなの!!
私は20代後半の時、既婚者の男性と不倫していました。
彼に妻がいることを知りつつも、どうしても惹かれる気持ちを止められず……。
最初はたまに会えるだけでも満足だったのですが、「私のほうが彼のことを愛してる」「彼だって奥さんより私のほうを愛してくれているはず」と、どんどん思い上がって欲張りになってしまいました。
そのうち彼のことを自分だけのものにしたい、自分が彼の家族になりたい! とまで思うように。
彼の妻への憎しみは募り、会うたび彼に「離婚してほしい」「奥さんと別れて私を選んで」と伝え続けました。
次第に彼も心が傾き……
そんな私の願いが彼の心にも響いたのか、次第に彼も「妻との関係はもう冷め切っている」「妻と別れてキミと家庭を築く」「落ち着いたら離婚を進めるからもうちょっと待ってね」などと言ってくれるようになりました。
私は彼のその言葉に大喜び!
「早くあなたの奥さんになりたい♡」と伝えていたのですが……
「3か月間は」って期間限定?! 一体どういうこと?
ある日、彼は私が1人暮らししている部屋にやってきて、突然こう言いました。
「俺の奥さんになりたいって言ってたよね? これから3か月、俺の奥さんはキミだよ♡」
見ると、旅行に行くような大きなバッグまで持ってきています。
まだ離婚は成立していないはずなのに、どういうこと?
しかも「3か月間」って一体何? と不審に思った私は、彼のことを問い詰めました。
ありえない行動にドン引き
すると彼の口からは信じられない言葉が!
なんと彼の妻が出産して、これから3か月間実家に里帰りすることになったので、そのあいだ彼は私の部屋に住むと言うのです。
「関係が冷め切っている」どころか子どもまで作り、さらに里帰り中に不倫相手の私のもとへ転がり込む彼の行動に、さすがにドン引き……!
たしかに妻ではなく私を選んでほしいとは思っていました。
でも、出産後の妻を平気で裏切ってルンルンで私の部屋にやってくる彼の神経は正直ありえないですし、出産の事実を伝えて私が傷つかないと思っている無神経さにもうんざりしてしまいました。
この一件でようやく私の気持ちも冷めて彼とはお別れすることに。不倫から足を洗うことができました。
まとめ
思い返すと、彼は別に私のことを愛していたわけではなく、「妻が里帰りしているあいだ、不倫相手のところにいれば家事しなくて済む♪」と軽く考えていたのだと思います。
今でこそ「あれ以上彼にのめりこまなくてよかった」と思えますが、当時は彼の行動が衝撃すぎて……なかなか手痛い経験となりました。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:藍沢ゆきの