孫をかわいがってもらえたら嬉しい! だけど、孫フィーバーが過ぎるのもちょっと考えもののようです。筆者の知人Aさんは、両家にとっての初孫を妊娠・出産。妊娠中から義両親の孫フィーバーが止まらず、いろいろなものを買ってもらっていたそうです。ですが、Aさんはなぜか不満顔。その理由とは何なのでしょうか? Aさんから詳しく話を聞きました。

初孫わっしょい! 喜ぶ義両親

Aさんは結婚2年目で、妊娠中の女性です。結婚当初から早く子どもがほしかったAさんにとって待望の妊娠でした。そして、お腹の子は両家にとって初孫。Aさんの妊娠は、Aさんと夫はもちろん両家からそれはそれは祝福されていました。

Aさんはこんなにも妊娠を喜んでもらえて、生まれてくるのを心待ちにされているなんて、とてもありがたいことだと感謝していました。

「これ使って〜」義両親からの貢物が止まらない

妊娠がわかった頃から、「何かほしいものがあったら言ってね」と言ってくれていた義両親。ですが、遠慮もあるし初めての妊娠とあって何が必要なのかもわからなかったAさんは、特にリクエストはしませんでした。

しかし、義両親は初孫に何か買いたい気持ちが強く、会う度に赤ちゃんグッズを持ってきてくれます。

産着やおくるみといった細々したものから、ベビーカーやチャイルドシートまでたくさんのものを買ってくれる義両親。

「ありがとうございます……」

お礼を言うAさんの表情は少し曇っていました。

義両親の孫フィーバー正直ありがた迷惑

義両親からの贈り物を、最初は嬉しく感じていたAさん。今でも買ってくれる気持ちは嬉しいと思っています。

しかし、もう自分で買わなくてもすべてのグッズが揃っている状態。Aさんは買いたくても我が子のものを買うことができません。

そして正直なところ、義両親の選んでくるものはデザインや機能性がAさんが欲しかったものとはマッチしていませんでした。Aさんは本当にほしかったベビーカーを使えず、義両親の選んだベビーカーを使わなければならないことが不満でした。

孫フィーバーとの付き合い方

まだまだ止まりそうにない義両親の孫フィーバー。きっと生まれてからも好みに合わないものを買ってくるだろうということは、容易に予想できます。

Aさんはベビーカーなどの失敗を教訓にして、これからは好みのものをはっきり伝えていくことを決意しました。

試しにブランドもののベビー服をリクエストしたところ、義両親は喜んで買ってきてくれました。孫をかわいがってくれる義両親の気持ちに感謝し、孫フィーバーとの上手な付き合い方を見つけていきたいなとAさんは思うのでした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:安藤こげ茶