今回のお話は、筆者の友人から聞いた結婚と出産がらみのエピソードになります。
今時、できちゃった婚は珍しいことではないと思うのですが、
筆者の友人の嫁ぎ先ではできれば、結婚→出産という通常の順番を守ってほしかったようで……?

順番が逆になってしまいました。

旦那とは婚活パーティーで出会いました。
すぐに意気投合して何度かデートを重ねるうちに、結婚はこの人としようと決めました。
そんな気持ちもあってか、お泊りも平気でしてしまったのです。
避妊はしていたのですが、妊娠してしまいました。

交際相手に妊娠を告げると

おそるおそる交際相手に妊娠を告げてみました。
もしかしたら捨てられるかもと不安な気持ちもあったのですが、杞憂でした。
手を取って喜んでくれ、「一緒に育てよう!」と満面の笑みを見せてくれました。
妊娠が先で籍を入れるのが後になってしまいましたが、無事に出産と婚姻を済ませました。
ただ、義理のお母さんは、「本来なら、結婚が先で妊娠が後であるべき」
「親戚にはでき婚なんてみっともないから、入籍はもっと前にしていたことにするからね!!」
とのことでした。

親戚の前では本来の入籍日よりも前に結婚していたことにする

親戚一同に「ふたり、つき合い始めたのはいつ?」
「交際期間はどのくらいだったの?」
そんな問いかけをされるたびに旦那とふたりして、慎重に答えるようにしています。
義母が入籍日を偽って、息子夫婦は入籍→出産という通常の順番を踏んでいると
まわりに吹聴している状態。そのため、私たちが真実を告げると
過去の過程に矛盾が生じてしまうので大変です。

現状、親戚にバレてはいませんが、うそをつくのは心が痛いです。

現状、親戚筋に私たちのでき婚が明らかにされてはいませんが、うそをつくのは正直大変です。
できれば、「私たち、実は、でき婚なんです!」と大声で叫びたいのですが、
そんなわけにもいかず。
ただ、いつかはバレる日が来るんだろうなぁと思うこともあります。
その時は、義母が世間体を気にしてうそをついていたので、
私たちも話を合わせるように強要されていたと正直に話すしかないと考えています。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:雲川 はるさめ