子どもはあっという間に成長してしまうので、着なくなった服ってどんどん溜まりますよね。
溜まった服は友人や身内にあげる人もいれば、古着売買で売る! なんて人も。そんな古着にまつわる、まさかのエピソードを筆者の友人A子さんから聞きました。

お隣さんが引っ越してきた! 仲良くなれたらいいな♪

A子さんの子が3歳頃になった時のお話です。
隣に越して来たBママ一家が挨拶に来た時、2歳の子がいる事を知りました。

A子さんは、子ども同士歳が近いし仲良くなれたらいいな、なんて風に思っていたのです。
Bママもこの土地が初めてのようで、色々教えてください! なんて、とても人懐っこい方でした。

お古でよかったらどうぞ♪

何度か話しているうちに、子どもの着なくなった服はどうしている? なんて話題に。
A子さんは一度も捨てず売ったこともなかったので、押し入れの奥に我が子の服がパンパンに詰め込まれていました。

そうして「お古でよかったらいる?」と、もう着なくなった我が子の服を、Bママに渡す事にしたのです。

Bママは大喜びで、お礼にとわざわざ菓子折りまで持ってきてくれました。
それからは時々家に招いて、お茶をしながら世間話をする間柄になったのです。

子ども達も仲良くなってくれて、ここまではよかったのですが……。

図々しい発言にビックリ! あげられるけど、なんかモヤモヤする〜

季節の変わり目になる頃には、Bママとはだいぶ親しくなっていました。
もう衣替えだね! なんて話をしていると、Bママがこう言ったのです。

「今年着てた服って90〜100㎝でしたよね?」
「じゃあうちの子、来年ピッタリだ! 嬉しい!」

と、ニコニコしながら悪びれること無く言ったのです。
どうやらBママは、毎年A子の子の服のお下がりを貰う予定のようでした。

確かに他に渡す予定もないし、捨てるか売るかしかできない服。
それでもなんだか、ハイエナのように待ち伏せているBママの貪欲さにビックリしてしまいました。

それ以来なんとなく会いたくなくて、少しずつ距離をとろうとしていますが……。
なんせ家が隣なだけあって、なかなか難しいものです。
こんなことになるなら、最初からあげなきゃよかったとモヤモヤが残ります。

まとめ

古着は善意で渡してくれたものなので、最初から貰えるもの! と期待するのは少し違いますよね。
なんでもかんでも欲しい! と言われる前に、強い気持ちで離れたほうが自分の為かもしれません。感謝の気持ちを忘れてはいけませんね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki.K