ハプニングが起こったとき、つい慌てて自分でもびっくりするような珍行動をしてしまうことがありますよね。今回は知人から聞いた、『会社で目撃した後輩の珍発言』をご紹介します。

電話している後輩の様子が、なんだかおかしい

私は事務職をしています。
先日、隣の席に座っている後輩が電話対応をしていたときのことです。

聞こえてくる後輩の電話対応の声に、なんだか違和感というか、ちょっと様子がおかしいなと感じました。

後輩はほとんど話さず「えーっと、あの……」と、明らかに困っているような反応をしていました。

「アイ キャント スピーク イングリッシュ」

そのとき、後輩が
「ソーリー、アイ キャント スピーク イングリッシュ」と言いました。

そこで「英語を話す人から、電話がかかってきているんだ」ということが理解できました。

電話を代わってあげられたらいいのですが、私も英語はさっぱりわかりません。

私は周りの人に「どなたか英語を話せる人はいませんか?」と声をかけ、英語を話せる人を探しました。

すると「Aさんが英語話せるって聞いたよ!」という情報が手に入りました。

英語が話せる人を呼ぼう

情報を教えてくれた人が、Aさんを呼びに行ってくれました。

Aさんを待っている間に私は、
「英語話せる人呼ぶね!」というメモを後輩に渡しました。

後輩はコクコク! とうなずきます。
そこで後輩が笑顔になったので、少しホッとしたように見えました。

後輩のまさかの発言!

すぐにAさんが来てくれました。

そしてAさんがこちらにやって来て、後輩に『電話を代わろう』とジェスチャーで伝えます。
後輩はうなずき、急いで電話を代わろうとしたそのときでした。

「ショウショウ、オマチクダサイ」

後輩は元気いっぱいに、カタコトの日本語で言い放ったのです。

それを聞いて、私たちは思わず笑ってしまいました。

電話を代わったあと、後輩本人も「少々お待ちくださいって、英語でなんて言うんでしたっけ?」と言いながら笑っていました。

突然、英語で電話がかかってきたら、私もきっとパニックになって、後輩のように珍発言してしまうかもしれないなと思いました。ちなみに「少々お待ちください」を英語で伝える際は「Hold on, please.」といったフレーズでOKなんだそうですよ。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:橘るい